あめりか紀行あじあん風味ー25、ベーカーズフィールドの展示会

すごいなあ。来るわ、来るわ。車椅子の人やら、歩行器を押す人やら、それ
らを介助する人やら、点滴器をつけたままの人やら、元気一杯の人やら、若
い人、そうでもない人、いろんな人たちが集まってきてくれた。

と騒ぎ立てるほど大げさなもんでもないけど、協力者の方々に宣伝して頂い
て集まっていただいたのだ。
ベーカーズフィールドの展示会はわずか1日しかない。いろんな事情でこうな
ってしまったからしょうがない。それで午前と午後に1回ずつエキシビション
をすることになっている。詩吟を謳って、それにあわせてその詩句を書で描く
とか、書や絵を実際に墨で書いて体験していただくとかいう内容だ。

みなさん、それなりに墨や日本文化ということに関心を持っていただいている
のが分かって嬉しかった。

それに、興味あることには素直に反応するというアメリカ人らしい盛り上がり
がとても好い。わしは何もできへんので横でおろおろと傍観してるしかないん
やけど、アメリカパワーに負けそうになる。
わびさびなんて言葉を聴くとうれしいではないか。
なんだかんだで盛会に終わった後、この催しを助けていただいた団体の会長さ
んのお宅でディナーパーティーを開いて頂いた。
ここでもおいしいアメリカンステーキを頂いたんやけど、いろんな人たちとの
話の方がもっともっとご馳走だった。わしらは英語に堪能やないんで、アメリカ
の人との会話は単発的になるし、できるだけさりげなく避けるようにしてるん
でじきに日本人の人たちとの会話になってしまう。
その時思ったんやけど、実にいろんな人たちがアメリカに渡ってきてはる。男
性もいれば女性もいるけど、女性の存在感が圧倒的だ。結婚して遠く離れた異
国に単身やってくる。人それぞれにいろんなドラマを抱えてはるように思えた。
そんな中から滲み出した、愉しい話や哀しい話、軽い話や重-い話などをかい
まながらも聞かせて頂けることもあって、ただただ、すごいなあって思うばか
り。あらためて女性方の勇気と行動力に敬意を表したいと思った。
それで又一夜明けたら朝になった。
今日は、午前中ベーカーズフィールドの街を見学してから、午後バスに乗って
ロサンゼルスまで行かんとあかんのだ。
バスは最初はグレイハウンドを予定してたんやけど急遽アムトラック鉄道接続
のバスに乗ることになった。(詳しい話はのちほど)
そやから、ホテルの近くにあるアムトラックの駅を見学しとこうとちょっと怖
いけど歩いて行った。
大きな駅やなあ。

列車も2階建てやんか。こんなんで長距離走ったら面白いやろなあ。次に機会
があったら絶対乗ろう。
こっちがバス乗り場なのだ。

わりときれいなバスや。何の問題もなさそう。
それでこっちが駅舎。

 

あんな大きな列車が出入りしてるのに乗客はそれほど多くない。1日の便数も
多くないみたいだ。やっぱり車社会なんやろねえ。


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