映画、「ジプシー・フラメンコ」を見た

いま妖気と熱い血のダンスが始まる!
なんてポスターがある。妖気に誘われて行ってみた。
こんだけマイナーみたいな映画やったら、お盆の連休といえどもがらがらやろ、
お昼食べて、それでもたっぷり時間があって、余裕で見れるやろと思って、チ
ケット売り場に行ったら、最前列しか席がないと言う。さすがにそれはつらい。
出直しせんとしゃあない。
今度は朝一番に行ってみよう。ダメやったら午後の部を買えばええ。
さすがに朝は空いていた。
さて、妖気を頂こう。
不世出のフラメンコダンサー、カルメン・アマジャの映画、「バルセロナ物語」
をジプシー達が見ているところから始まる。
妖気の発生源だ。
そしてその血を受け継いだ、カリメ・アマジャのフラメンコダンス。
なんとすごい。
セクシーとかエレガントとかそんなんとぜんぜんちゃう。
ダイナミック、力強い、早い、強烈、・・・まるで格闘技やんか。
こういうもんはすらっとしたなよやかな体からは湧き出して来いへん。
逞しい腰と強靭な足、絶対にくじけない精神を持った顔から生まれるもんやと
はっきりわかる。
それが、美しい。

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ドェンデ(妖気霊感)ミステリオ(神秘性)なるものがジプシーの血を通して
受け継がれていくのだそうだ。
そしてそういう血が5歳のフアニートの心も騒がせる。
踊りも素晴らしいけど、ギターも素晴らしい。
力強い早引き、踊りに負けてへん。
歌も素晴らしい。暗くて哀しいジプシーの歌だ。
すべてがジャムセッションであり、格闘でもあるようだ。

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ありがとうございました。