9年前に書いた旅のブログをリニューアルします。文や写真、その後の気持ちや情報なども追加、リニューアルしてみたいと思ってます。
チャイナタウンへ行こう。
昼飯をたらふく食ったらえらい体が重い。
しかも雨が降りしきってる。南国の雨って、ドヒャーってスコールみたいに、というか、スコールが来て、一気に降ったあとは、さっと嘘みたいに上がってしまうもんやと思ってたけど、ここの雨はジクジクといつまでも降ってる。
ほんま鬱陶しい。それでも、湿度が低いのか、気温が高いせいなんか、メチャクチャコタエるというほどでもないんが救いだ。
なんとなく濡れながら歩く。
街中を歩いてると、沈香の専門店みたいなのがあった。ショーウィンドウを覗いたら、えらい立派なやつが飾ってある。
これやったら1個数万円以上するやろなあって思った。
こんなん買うってもちろん中華系のお金持ちなんやろなあ。売れるから置いてるんやろなあ。
日常の暮らしに香料があるなんて優雅やなあ。
プラナカン文化の力やね。
ずっと前に、ベトナムのホーチミンでも沈香の店を探したことがある。見つけたのはやっぱり中華系の人が経営してた。南国で採れるって聞いてたけど需要があるんやねと驚いた。
香の香には興味があるけど、日本ではほぼ別世界。特別な趣味人の世界だ。
でも、日常使いに需要がないと、身の回りから材料がなくなっていく。
技術と伝統と洗練なんて言うてても、モノが手に入らんかったら意味ないじゃん。
さて、オランダ広場が近くなってきた。
運河の横を歩いていく。
最初に通ったあたりだ。
ここからは10分くらいでチャイナタウンまで行けるはず。
チャイナタウン到着。
観光客が一気に増えた。
やぱっぱり中国系の人が多いみたい。
まあ、当たり前でしょうなあ。
しかし、それはそれだけの事。お土産屋さんとか、普通の家とか、雑然とあるというだけみたい。
確かに看板には漢字が書いてたり、建物がなんとなく中国風ではあるけど、台湾の古い街みたいに、店の軒下がアーケード風になってる「亭仔脚」と呼ばれるような通りがあるわけでもない。
普通の通りだ。
中国の古鎮みたいに、家があるだけで、何百年の歴史がすぐに感じられるような味わいがあるわけでもない。
ごく、普通の通りだ。
勝手に、観光名所みたいな、歴史的景観みたいなのを期待してただけで、ここは元々こうなんやからそれはそれでいいのだと言われたらその通りなのだ。
車がガンガン入ってきてボーっとしてたら轢かれそうになる。
てなことで、マラッカ観光はこれで終わったかな。
もう、マラッカ観光は、お腹いっぱいかな?
しかし、まだ16時前や、もしかしたらここからタクシーに乗ったらバトゥ・パハに行けるかもしれんとスケベ心が出てしまった。
バトゥ・パハにはこの旅の最終日に行く予定をしてるんやけど、ここまで来てるんやから、時間が余ったら行ってしまったらどやろ?
事前に調べた時は、クアラルンプールからマラッカまで2時間半、バトゥ・パハまでは3時間半ってなってた。その差は1時間。ならば、ここから1時間で行けるはす。
ならば、タクシーで行ったって大丈夫なんちゃうやろか?
タクシーを捕まえて聞いてみよう。
しかし、あいにくの雨の中、空車なんか走ってへん。
来る車どれも人が乗ってる。
しばらく探し回ってたら、幸い、降りる人がいた。慌てて走り寄って強引に乗り込んだ。
中国人と思われらしい。
中国語やったらちょっとだけわかる。
向こうはこの雨で客には困らへんから強気だ。
そう言われたらしゃあない。とにかくバスセンターまで行くことにした。
バスセンターで聞いて見るとやっぱり2時間半かかるという。
しかも出発は30分後だ。今から行っても20時近い。こりゃ、あかんわ。
最初に調べたんは何やったんやろ? 3.5-2.5=2.5???
高速を走り抜けるのと、地道に降りるのとの違い? 多分?
わからん。
まあしゃあない、とりあえずクアラルンプールまで帰ろう。
予定通りやから何の問題もない。
帰りはTBSのバスと違う。やっぱり規律はゆるかった。タバコ休憩しながらゆるゆる帰りはる。
わしらも、予定より早いんでまあええか。
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この時、ウロウロしたあたりの地図。
- より大きな地図で マラッカ遊 を表示
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