「えらいとこやなあ」、寒い風がビューっと吹き抜けて、体の芯まで凍えそうだ。
野田阪神商店街を歩いて歩いて奥まで歩いてとうとう突き抜けてしまって、
「まだかいな」と思った頃、右手に見える。
寒い時は、古びた居酒屋に明るさだけ不釣り合いやなあと思いながらも、中は
暖かそうで早く入りたいと思うような店だ。
中に入ると真ん中の関東煮きの鍋を囲む逆U字の形のカウンターだけの座席で
殆どなにも飾るモノのない殺風景さが店内を広く見せているが、椅子は詰めても
10席程度だろうか。
メニューはシンプルだ。
紙に書いた品書きは壁の上でもう朽ちてはがれそうになっている。
それを見ながら注文する。
関東煮きの鍋を見ながら注文してもいい。ほとんどが関東煮きだからだ。
あとは土手焼とかタコ酢とかが若干あるだけ。
このタコ酢が意外とうまい。分厚くてぷりぷりしてる。簡単な食いものだがいける。
土手焼きも良い味だ。
関東煮きはどれもおいしい。
おばさん店主が絶えず味を確かめている。
よく煮込んで丁寧に味がしゅんで、濃すぎない。
野菜団子
糸こんにゃく、ごぼ天、大根、
豆腐、
こんにゃく
最初は瓶ビールですぐに熱燗に切り替え。温まる。
こっぷにどぼっと入れてくれる。
ここは居心地がいい。殺風景がいい味になっている。
いつまでも飲んでいたい。
しかし、このおばちゃん、客の断り方がずいぶんきつい。
常連さんを大事にしたいから、口コミやネットコミは歓迎しないようだ。
びしっと断るからはらはらする。
それでもしばらくおいて又行った。
やっぱりええわ。
機嫌よう飲んでると、「お代わり下さい」、「もうこれくらいにしときましょう」
びしっと断られた。
はらはらの店なのだ。心して行こう。
店名 「上田温酒場」
ジャンル 居酒屋
住所 大阪市福島区大開2-11-4
電話 06-6462-3489
営業時間 17:30~20:00 頃 20時過ぎたら関東煮の火を落としてます。
定休日 土曜・日曜・祝日
メニュー 日本語(壁メニュー)
言語 日本語
ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村
ありがとうございました。