今日は久しぶりに元町に来たから前から気になっていた、「餃子大学」というところに
行って見よう。「確かヤマハの前を左に曲がったらよかったはずやけど」、
「ここやここや」と曲がった瞬間嫌な予感がした。「もしかしたら昼は2時まで?」
2時ぎりぎりを目指したわけではないが、時計をみたら2時5分だった。
「もう終わりましたか?」、「すみません」やっぱりだめやった。しかし、餃子食いたい
気分はおさまらない。ぐるっと回り込んで一筋東に行く。「確か水餃子の店があったはずや」
それで入ったのが「上海餃子」と言う店だ。
食事時をかなりすぎているのでお客さんはいない。
初老の温厚そうなおじさんが迎えてくれた。
メニューを見ると、いろんな種類がある。私は水餃子専門店というのは日本では初めての経験だ。
「香菜水餃子下さい」香菜は私の大好物だ。
待っている間に話を聞くと、ご主人は大連の出身なのだそうだ。それで納得した。
中国でも北の方が餃子を食べる人達なのだ。
大連とか瀋陽とかに行くと美味しい餃子が食べられるし、店に行っても必ず餃子がある。
それも水餃子だ。要するにご飯と対等の主食という位置付けなのだ。
タイマーが小さくリンとなって私の水餃子ができた。
お皿に上品に盛られている。中国風に豪快ではない。
中国で水餃子をたのんだら、たいていは茹で汁がぼたぼたしながら豪快に更に盛られて
でてくる。或いは汁に浸かって出て来ることさえある。それを黒酢につけて食べる方も
豪快にぱくぱくと食べるのだ。
しかし、ここのはちょっと違う。
「何もつけずに食べて下さい」と言う。
しかしおいしい。さわやかな風が口の中を吹き抜けるようだ。
香菜の繊細な香りをのこして上品な味の餡が溶けて行く。皮もおいしい。
好い具合の柔らかさだ。
こんな繊細な水餃子が作れるんかと驚いた。
それでも、「中国酢ありますか?」と聞いてみた。私はやっぱり水餃子には黒酢がないと
寂しいのだ。残念ながら「無いです」とのこと。
値段的にはちょっと割高感があるが、中国にも日本にもない水餃子が味わえる店だった。
こんなん食べると中国に行きたくなる。
店名 「上海餃子」
ジャンル 水餃子専門店
住所 神戸市中央区元町通2-3-18
電話 078-392-2128
営業時間 11:00~20:45
定休日 水曜日
メニュー 日本語、絵メニューあり
言語 日本語、中国語
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ありがとうございました。