時々京都遊、「とり安」の親子丼

瓜生山に登って、白幽子という仙人の寓居跡を訪れた話をした。
それはいつもの水墨画を習いに行った帰りのことだった。
この日はもう一つ探検をしたのだ。こっちは食いもの屋の新規開拓探検なのだ。
では、どこへ行こう?
ちょっと前に、親子丼が食べたくなって、祇園四条の有名な「ひさご」に行ったことがある。
ちょっと早すぎたので店はまだ開店していないが既に沢山の人が待っている。修学旅行の
中学生か高校生らしいのも10人ほどいる。しかもどこが行列の最後かわからない。
そこにいた人に、「どこが最後ですか?」と聞くと、彼らを指さして、「わからんのです」と言う。
学生達がまったく並ばずに、かたまって玄関そばでしゃべっているのだ。
「並ばへんの?」と聞いても動かない。
時計をみるとあと20分ほどある。後から客もくるが、彼らが並ばないから列のつくりようがない。
「こまったもんだ」
ちょっと口出しして整理してやろうかと思ったが、逆に、「そうまでして待つ価値あるんかいな?」との
気持ちが強くなってきた。
「もうええわ」と行列を離脱してしまった。
そんな事があって、「親子丼」が頭の中にある。
「親子丼」で探すと、「とり安」が美味そうだ。今日は、「とり安」に行こう。
今回も早く着き過ぎた。まだ15分ほどある。
でもまあ、一番やからええか。
たんたんたぬきと一緒に待っとこう。やっぱり人気店、平日だが開店までに数人ならんだ。
時間が来ると戸が開く。

「何にしましょう」
「親子丼お願いします」
老人と女性は大体親子丼だ。若い人はここの名物、唐揚げ丼を頼んでいる。
ちらっと奥を見ると、揚げた唐揚げが積みあがっている。
「揚げながらとは違うんやな」、まあ私が食べるんやないからええか。
一番やから来るのも一番や。

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「おいしい」
卵がじゅくじゅくふわふわでなかなか良い味だ。山椒をかけると風味が増す。
今日料理特有の薄味にみせて塩分が多いというわけではなくて、味はしっかりしている。
わかめの赤だしが美味い。赤だしというよりは具沢山の赤味噌汁だ。
たっぷりとおいしい。
鶏の臭みがほんのすこしあるが鶏の味をしっかり食べさせようと言う事なのかもしれない。

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カウンター6人ほど、テーブル4人ほどの狭い店だが、次々に客が入ってくる。
ちゃっちゃと食べてちゃっちゃと帰らないといけない。
「ごちそうさん」
帰り際に厨房をちらっと見たら、ご飯を入れた丼が並んでいて、その上に調理済みの唐揚げが
のったやつと、鶏肉がのったやつがスタンバイしている。
「?ということは、丼鍋で鶏を卵でとじているわけではないんか?」
実際はどうかはわからないが、そんな気がした。
予想とは違った親子丼の作り方かな?
まあ、おいしければそれで問題はないけど。
大阪の、「はづき」と比べてみたいなあ。又、「はづき」に行って見よう。

店名、「とり安」
ジャンル 鶏肉料理
住所 京都市中京区烏丸通押小路角
電話 075-241-0456
営業時間 11:30~14:00  17:00~19:30
定休日 木・土・日曜、祝日
メニュー あったかな? 壁のメニュー
言語 日本語

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