最近夢中で読んだ本、佐藤一郎、安部孤柳

  • 2007年5月1日
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佐藤一郎 「新しい中国、古い大国」
漠然と中国に旅するだけでなくて、少しは勉強して見ようと本を買いました。
4千年の歴史がつくる中国の文化と社会は、読んでいても新たな思いがたくさんあります。
又、行ってみたいところが増えました。

この中から2つの気になる本がでてきました。
一つは、奥野新太郎「随筆北京です」
戦前の中国文学者が書いた本で、盧溝橋事件の頃の北京の真っ只中にいて、老北京の事を、そこに暮らした日本人の目で書いた随筆です。早速買って読んだので、次に紹介します。
一つは、唐宋八家文です。
ずーと昔学生時代に買って忘れていた本でした。
何となく良い文がでてくるという記憶だけがあったのですが、欧陽修の「酔翁亭記」はすばらしい名文です。
じっくり読んで、いろいろ物思いたいものです。

安部孤柳 「日本料理の真髄」
最近はアジアご飯にこって、アジア風に調理したものをご飯で食べたり、素材というよりは、複雑で奥深い調理と味付けに喜びを感じているのですが、日本料理の気持ちを忘れてはいけないと思い、少し勉強しました。
素材を生かし、日本の伝統文化の中で育った料理は、作り方にも食べ方にもルールがあります。
それは、ある程度は分かっていたのですが、その意味を知っていなかったことも沢山ありました。
改めて、日本料理はいいものだ、この文化は大事に残さないといけないと思いました。

でも、本格日本料理はどうしてあんなに高いのでしょう。

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毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。