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音楽

COOL STRUTTIN'/SONNY CLARK

友人からメールが来た。 「COOL STRUTTIN’のレコードある?」という話だ。 「おかしいなあ、確かに借りてたけど返したはずや」と思いつつ、探してみた。 「あった」 恥ずかしながら他のところに混ざっていた。 「貴重なレコードやから大事にせなあかん」 それで懐かしくなって、又聞いて見た。 「あれ、音が片チャンネル出てないなあ」、「アンプがおかしくなったんかな?」 いろいろ触ったがそ […]

ジョン・コルトレーン、[Ballads」

吹き抜けるような、アグレッシブなサウンド。 高揚しているが、瞑想的でもあった。 ジャズと対峙するという気分にさせてくれる演奏であった。 このアルバムは残念ながらレコードではなく、CDだ。 あのアグレッシブな「コルトレーン節」は結構レコードを持っているが、こういう 静かなバラードは其の当時買ってなかったのだ。 しかし、今聞くとすばらしい。 実に繊細なコルトレーンのサックスが印象的だ。 それに、マッコ […]

バーデン・パウエル、リヒター/バッハ

最近ブラジルが舞台の本を読んでいた。それでちょっとブラジルの音楽を聞きたくなった。 「確か誰かに借りている、バーデン・パウエルがあったな」と思いだした。 ブラジル音楽とか、サンバとかいうよりはジャズ畑の人だが、もちろんブラジルの人で ギターの名人だからスピリットは確かだろう。 オサーニャの歌、トリステーザ、黒いオルフェ・・と名曲が続く。 良い感じだ。しかし、ジャケットの解説はあまり好意的でない。特 […]

チャールス・ミンガス、「直立猿人」

録音は1956年1月30日とある。今から50年以上前だ。 そのころは、ジャズがいろいろな方向に形作られていく、そういう黎明の時代だったの かもしれない。次々と新しいスタイルが模索され、生まれて行った時代だったように 思える。 そういう創造の喜びというのか、雄たけびというのか、瑞々しい力が漲っているような 感じがする。 その名も「直立猿人」 第1楽章 進化 第2楽章 優越感 第3楽章 衰退 第4楽章 […]

ポリーニ/さすらい人幻想曲

最近、水墨画では王石谷が気に入ってそのスタイルを一生懸命練習している。 先日、建仁寺に長谷川等伯の竹林の七賢図を見に行ったときたまたま、 王石谷の画があって感動したので少し練習してみようと思ったのだ。 老師に無理を言ってお手本を描いてもらった。 王石谷はあまりにも正統派なんで、中国では避けられてたんだよ。 しっかり練習はするけど、作品にはその流儀をあまり使わない人が多かったんだ。 しかし、最近は又 […]