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中国紀行

杭州、「中国美術学院」訪問ー2

広い構内をぶらぶらと回っていると、休日だというのに 沢山の人が学校に来て勉強している。 それぞれが一生懸命に作品に向かっているのだ。 老師が言うには、「中国では、水墨画などは非常な人気だから これで、有名になれば莫大な収入になるので、皆必死なんだよ」 ということだ。 夫々の部屋で孤独に作品を作る人もいれば、議論している人もいる。 モデルをつかっている人もいる。 古今の名作も教材としてそろっているの […]

杭州、「中国美術学院」訪問ー1

さて杭州に来たからには行かないといけない所がある。 今は我らが水墨画の老師が更に境地を深めようと中国留学中なのだ。 場所は「中国美術学院」、書画では中国一とも言える学校なのだそうだ。 それで、老師に連絡をとった。 「今からおいで、学校を案内するよ」という話だ。 場所も西湖のほとりなので直にいける。 なるほど、玄関先で待っていてくれた。 いきなり通りがかった日本人に紹介された。沢山の留学生がいるよう […]

さあ、紹興酒を飲もう

紹興の咸亨酒店での事。名物の紹興酒を指差して 「これ下さい。真ん中のやつ」、「はい。ありがとうございます」 「2個入りのやつ1箱です」、 「飛行機で持って帰るので、それ用にきちんと包装して下さいね」 「はいはい。問題ないですよ」 それで渡されたのがこれ。透明のテープで巻いてあって、確かに 手で持てるようにたるみもつけてある。「どこに問題があるんや?」 と自信満々。こっちはかなり不安が一杯だが、まあ […]

上海雨の路上にて

上海から帰る日だ。朝飯を食おうといつものワンタン屋に行こうとしていた。 雨が降っている。 ホテルからでてすぐに、「すみません」と日本語で話しかけてきた男がいる。 日本に行った事があると言う。青森の「ねぶた祭り」に行っていたのだという。 元々絵描きなのでねぶたの絵を画くのに参加してきたという。 写真も見せてくれた。ねぶたの絵を画くのにどういう資格がいるのかはしらないが 頑張っているのだろう。「それは […]

三度目の西湖

紹興の蘭亭を訪れた後は、魯迅ゆかりの咸亭で遅い昼飯を食べた。 この後は杭州に帰るだけだ。いろいろ迷っていた運転手も帰りは元気なものだ。 中国のタクシーの運転手にしては「慎重すぎるんちゃう?」と言って しまうほどゆっくり運転していたのが、かなりスピードもアップしたほどだ。 それにご飯を食べて酒を飲んだから眠い。 うとうととしているうちに杭州についた。 「そろそろ着きますが、どこへ行きます?」 あわて […]