CATEGORY

最近夢中で読んだ本、寺山修司、アゴタ・クリストフ

寺山修司、「花嫁化鳥」 寺山修司の奇妙な世界。 寺山修司が怪奇な伝説が残る地を旅する話。 風葬大神村 比婆山伝奇 闘犬賤者考 浅草放浪記 裸まつり男歌 タイトルをみただけでも怪奇そうだ。風葬の話。 犬つきの話。イタコの話。土佐闘犬と秋田闘犬の確執の話。 馬と交わる話。 この人の視線や視点はやっぱり独特だ。 しかし、実は全く怪奇ではない。怪奇な伝説も持つ土地の空気を うまく伝えている。 それにしても […]

最近夢中で読んだ本、曹雪芹

曹雪芹、「紅楼夢(中)」 長い長い「紅楼夢」もとうとう中巻に入った。 とりたてて大きくドラマチックな展開が起こるとか波乱万丈の人生とかいうのではなくて 賈宝玉とそのまわりに暮らす少女達の大観園での暮らしぶりが淡々と、しかも細密に 書き綴られて行く。 しかし、行事や事件はつぎつぎに起きていく。 何故か、婚礼ごとはそれほど大規模ではないけれど葬礼ごとは結構大規模だ。 貴人の誕生祝は事の他大規模だ。そう […]

最近夢中で読んだ本の話、アゴタ・クリストフ、開高健

アゴタ・クリストフ、「二人の証拠」 「悪童日記」が強烈だったので、3部作の残りを一気に読んでしまった。 双子のうち一人は行ってしまった。残ったのはリュカだ。 えっクラウスなんていなかったの? そして、抱え込んだのはヤスミーヌとマティウスの母子、哀れみなのか、心の分身なのか。 話は続いているような、続いてないような。 事象は非連続で、思象は連続しているかのように見える。 リュカは本当にクララを愛した […]

最近夢中で読んだ本、曹霑

曹霑/伊藤漱平訳、「紅楼夢(上)」 念願の本をやっと読み始めた。前から、「良い本だよ」と言う事で、「読みたいな」と 思っていたが、何しろ長い。文庫本でも十数冊あるし、揃って売っていない。 しかし「読もう」と思い立ってしまったので、本屋を探し始めたら、無い。 結局、古本屋に行って見つけた。大きい本で3冊の大長編だ。 最初は少し退屈気味。神様やら仙人やら道士やらが沢山出てきて、この話の由来を 紐解いて […]

最近夢中で読んだ本、武田邦彦、内田百閒

武田邦彦、「偽善エコロジー」 「エコ生活とか粋がって、マイ箸とかやってませんか?」 「はい、やってます」 「本の包装とか、買い物袋を断って、エコバックとか使って嬉しがってませんか?」 「エコバックじゃないけどやってます」 この本を読むとガツンとやられてしまった。 材木って、適度に植えて、育てて切り出して使うという循環をまわさないといけない。 当然だ。それで切り出された木材の半分は端材として捨てられ […]