映画、「死刑台のエレベータ」
首尾よくいった、さあ逃げよう。 車にのってビルを見上げると、大変だ、カギのついたロープを忘れて来た。 さっと行ってとって来よう。警察に見つかったら犯行がばれてしまう。 エレベータに乗っても気があせる。と、突然エレベータが停まって電気が 消える。みんな退社したから保安係が電源を切ってしまったのだ。 男は出られない。残してきた車に、花売り娘のチンピラ恋人が興味を示して いる。金持ちの良い暮らしがあこが […]
首尾よくいった、さあ逃げよう。 車にのってビルを見上げると、大変だ、カギのついたロープを忘れて来た。 さっと行ってとって来よう。警察に見つかったら犯行がばれてしまう。 エレベータに乗っても気があせる。と、突然エレベータが停まって電気が 消える。みんな退社したから保安係が電源を切ってしまったのだ。 男は出られない。残してきた車に、花売り娘のチンピラ恋人が興味を示して いる。金持ちの良い暮らしがあこが […]
久しぶりに京都市美術館に行った。 もう終わってひさしいが、「京都日本画の誕生ー巨匠たちの挑戦」というのを 見に行ったのだ。 これは見てよかった。個々の作品もよかったが、何より、日本画の正統を創り 育て伝えてきた京都の伝統というのがよく感じられた。 そしてそういう育ての中で、中国の水墨を学んだり日本の伝統的な水墨の技を 伝えることのしっかりとされてきてのだというのも感じた。 それで余計に、何で今は水 […]
ごく普通のおばさん。修道院で働く信仰心の篤い家政婦さんだ。 その人の憩いの場所は村にある森だ。 毎日森にいって、木や花や森の精霊と話をしている。 そういう日々のなかでいつしか森の精霊が、セラフィーヌに画を描けというのだ。 貧しい家政婦の暮らしで、絵具やキャンバスを買えるはずもない。 それでもいろいろくふうしながら画材を整えるのだ。 勿論、画は木や花やそれに宿る森の精霊だ。 それが、ある日、村に逗留 […]