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紀行文

痩西湖を巡る

痩西湖の庭園を歩いていると、面白いものを見つけた。 唐の時代の銀杏が落雷にあって割れてしまったが、接木かなにかをしたら 蘇って花を咲かせたといったような事が書いてある。 「枯木逢春」と題をつけて詩文風にしたてて印まであるのは中国風でいいなあ。 こういう橋もよくある風景、あちこちに橋や東屋をしつらえある。 仏教寺院があるのであろう白塔がある。 こういう白塔は五台山にもあるというが、日本の寺にはないの […]

楊州の柳

長江を渡って楊州に入り、昼ご飯を食べたら愈々「痩西湖」を目指す。 どうやら杭州の名湖、西湖を真似て作った人工湖なので、謙遜して、痩せた西湖と つけたのだろう。 楊州と言えば柳と思っていたが、三歩歩いたら桃があるし、五歩歩いたら柳があって、 鶯の声も聞こえるというとっておきの場所に仕上げているようだ。 湖を巡る遊歩道を歩き始めたが、とても広大なところなので、全部は廻りきれない。 とりあえず真ん中の方 […]

上海に戻って麺を食う

鎮江、楊州の旅から列車で上海に戻ったら、もう夜だ。 晩飯の時間になっているが、それほどお腹は空いていない。 「何食べよ?」、「簡単でいいね」、「麺ぐらいにするか」、「ええよ」 という事で、いつも朝飯代わりに包子を買いに行っている店で麺を食べる事にした。 頼んだのは野菜の餡がかかった麺だ。酸菜(野沢菜みたいなの)だと思うが、すっぱい漬物のような野菜を 細かく刻んだ餡で、なかなか旨い。 麺はいまいちだ […]

長江を渡る

金山寺を見た後は、楊州に渡るという事で、車の運転手とも話をつけてある。 それで、てっきり橋を渡って高速道路で行くと思っていたのだが、どうも着いたのは フェリー乗り場だ。聞くと、この方が近いからフェリーで行くと行くことだ。 ラッキーな話だ。早速、車から降りて、フェリーの上部甲板まで登って、長江を眺めた。 かれこれ、もう10年近く前になるが、友人と三峡まで行って長江を上り下りした事がある。 その時に悠 […]

鎮江、金山寺

鎮江の金山寺は今回の旅行の大きな目的地であった。 この夏に、東京国立博物館で雪舟の「金山寺」を見た時、なぜか、「ここに行こう」 と思ったのだ。そのとき漠然と、鎮江や楊州方面に行こうという話があったから なのだが、なぜか、あの塔を見てみたいと思ったのだ。 来て見ると、確かにあの塔がある。 あの画の視点は地上にあるのか空中にあるのか、あの画の通りに見えるわけでは ないが、雰囲気はその通りだ。 楼閣を連 […]