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紀行文

タイ、北部、ミャンマー国境の旅-18、ミャンマー側で雨に遭った

さっきからぽつぽつ来てた雨がとうとう本降りになってきた。ミャンマー側に 入るとかなり風景が変わる。やっぱりモノが少ない。お金が少ないというよう な状況なんやろか。ゆっくり見てたいけどあんまり降りしきるんでちょっとど っかの家の軒下を借りて雨宿りしよう。 結構大きな通りやけど道がかなり痛んでる。 向こうから少年僧たちがやってきた。急な雨で傘持ってない。濡れていくのか わいそうやけどしょうがない。 道 […]

タイ、北部、ミャンマー国境の旅-17、メーサイへ、国境へ

おっと目の前の金網の柵を乗り越えて1人飛び降りてきた。又1人、又1人、 次々に降りてくる。川向こうでも柵を乗り越えてる人たちがいる。えっ、これ って、無断で国境越えしてるんちゃうの。 こんなん有りなん? 目が点になってしまう。 タイとミャンマーとの国境は川で分かれている。川を渡った向こう側がミャンマー なのだ。 その間を結ぶ橋は、どちらの国でもない中間地帯だ。橋の手前のタイ側の通関 事務所で出国手 […]

タイ、北部、ミャンマー国境の旅-16、夜市にはゲイが似合う?

次の舞台が始まろうとしている。美女が三人舞台裏で待機しているのが見えた。 しゃらしゃらした綺麗なドレスを着て、羽根扇なんかをひらひらさして、えら い艶めかしい。これから舞台に上がって歌を歌いはるんやろか。どきどきする なあ。 しかし、ちょっとまてよ。何かおかしい。どっかおかしい。 あれってもしかして、男とちゃうの? タイやからなあ。どこでもゲイの人が居てはる。 後で歌ってる声を聞いたら確かに男のよ […]

中国、江南、浙江の旅-09、寒山寺、虎丘へ

張継と言う人のあまりにも有名な「楓橋夜泊」と言う漢詩がある。 こんなやつだ。 月落ち烏啼いて霜天に滿つ、 江楓、漁火愁眠に對す。 姑蘇城外、寒山寺、 夜半の鐘聲客船に到る。 短いけどかっこいい。こんなかっこいい詩を読むと、一度は行って見たくなる。 そういう詩が浮かぶほどの風情ってどんなんやろって思うではないか。 それで、何度か来たことがあるんやけど簡単に言えば興ざめなとこなのだ。 それを象徴するか […]

中国、江南、浙江の旅-08、芸圃へ

勿論ここも世界文化遺産、蘇州古典園林を構成する一つなんやろけど、知る人 ぞ知る所で観光客は殆ど来ない。と言うのは観光バスでは来れないからなのだ。 タクシーを使っても来れない。前に、絵の老師とタクシーで来ようとした。 と言うか中国人の老師がタクシーにここへ行くよう無理強いしたのだ。タクシー の運転手はなんとか努力してたけど、途中の細い曲がり角で対向車と出会って しまって、狭い道ですれ違いも出来ず、道 […]