おっと目の前の金網の柵を乗り越えて1人飛び降りてきた。又1人、又1人、
次々に降りてくる。川向こうでも柵を乗り越えてる人たちがいる。えっ、これ
って、無断で国境越えしてるんちゃうの。
こんなん有りなん?
目が点になってしまう。
タイとミャンマーとの国境は川で分かれている。川を渡った向こう側がミャンマー
なのだ。
その間を結ぶ橋は、どちらの国でもない中間地帯だ。橋の手前のタイ側の通関
事務所で出国手続きを終えたら、橋を渡って、向こう側に行き、ミャンマー側
の通関事務所でチェックされてミャンマーに入れる。
当たり前の風景だ。
手続き前に、まず国境の川を見に行ったら、川向こうで、手続きしないで金網
を越えて橋に行ける側道に降りている。
それで橋を渡って、こっちへ来たら、手続きしないで金網を乗り越えて、側道
のあるわしらの横をすりぬけて行きはるのだ。
見てたら、命がけで不法入国してるような感じではなくて、ごく隣の家の塀を
乗り越えてるような顔つきなのだ。多分、国境警備がゆるゆるというんでは無
くて、ある程度の行為を見逃してるんとちゃうやろかと思える。
戸籍もないし、パスポートもない人たちなんやろか?
ちょっと行って、すぐ帰るってわかりきってんのにいちいち手続きいらんやん
かと言う人たちなんやろか?
貧しいから、費用払われへんけど、国境越えて稼ぎに行かんと食っていかれへ
んひとたいなんやろか?
いろんな想像が頭の中を駆け巡る。
この日は、チェンライから真っ直ぐ北に向かった。
ミャンマーとの国境のあるメーサイというところに行くのだ。二時間弱で到着。
何て言うこともない普通の小さな町だ。
道路のどんづまりの大きな建物があって、あれが国境、入出国の手続きをする
建物らしい。
両側にはお土産屋さんがいっぱいある。
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なんやら妖しげな偽モノを売りつけようとする店もいっぱいある。
通関の建物の右手奥の方に行くともっと妖しげな店がいっぱいある。
その先が川だ。
ここで冒頭触れたような風景が見学できたのだ。
わしらもおもろそうやから、国境を越える体験をしてみよう。
外国人やから、一応きちんとしたチェックがある。
臨時のビザも必要だ。
それでもちょっと行ってすぐ帰るってわかってるから手続きは簡単。
と言うことはさっきの人たちといっしょやんか。
それはええけど出国しても何も変わらへん。
さて、ミャンマーってどんなんやろ?
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ありがとうございました。