最近”不耕起”というのが気になってる。
九度山暮らしをしている。
田舎暮らしだ。庭がある。
元々いろいろ木があった。それが悩みの種になりそうだった。
ほってあったんでどんどん上に伸びてる。
横にも伸びてる。いくらでも大きくなりそうだ。
我慢できないで、植木屋さんに剪定をたのんだらえらくお金がかかった。
仕事の量で決まるから当たり前だ。
でも、これから先のことを考えると、自分のコントロールできる範囲に収めて
しまわないと、大変なことになる。
自分でやろう。
そう決心して、素人選定でバッサ、バッサとやり始めた。
やり方はネットにいくらでもプロのおすすめが載っている。見よう見まねで
やってしまう。
なんだか面白い。正解ではないかもしれんけど、それなりにいけそうだ。
しかし、切り落とした葉っぱや枝の始末が大変だ。
軽トラなんか持ってないんで、袋に詰めて、ゴミ処理場まで何十回も往復。
えらく大変だ。
そんな時、”不耕起”のことを教えてもらった。本で読んだ。
地面は耕さないで、枯れた雑草や落ち葉で覆ってしまうのが良いのだそうだ。
それが堆肥となって土を肥やす。肥料も要らない。
ザクっとそんな考え方だ。
これやっ!!
無精モンのわしにはピッタリではないか。
引き抜いた雑草やら、落ち葉やら、剪定した葉っぱや枝を敷き詰めたええやんか。
その間から、いろんな花が咲いたらええなあ。
野菜やハーブが作れたらええなあ。
なんて思った。
整然とした美しい花壇や家庭菜園もええかもしれんけど、ただの雑然とした庭に
とりとめもなく、あっちに花が咲いて、こっちにきゅうりがとれて、
こっちに山椒やらもある。
なんて面白そう。
土は耕さない。肥料はやらない。
なんかおもろそうではないか。
しかもいろいろ楽そう。
それで、一応やってみる。なんでもやってみるのが好きな性格なのだ。
剪定やら雑草取りをしても捨てにいかなくても良い。
なんせ大事な肥料なのだ。
何ヶ月か経って、敷いておいた雑草の下を見ると、良い具合に湿り気があってみみずがいてる。
きっちり上手に敷き詰めたら雑草も生えてこないそうやけど、今はそこまで行かない。
時々雑草はとる。根こそぎにしないで、上だけむしる。
根を残すのがとても大事なのだそうだ。
根と土の中の微生物が助け合って、成長を助ける。栄養を交換する。
とても大事。
わしのように適当な性格で、きちんと計画的に常時枯雑草などで被覆できない場合は、
間、間から雑草が生えてくる。
雑草も綺麗な花を咲かせるんで、それはそれでいいのだ。
と思ったりする。
てなことで、コリアンダーの種を蒔いたら、パクチーの葉が出てきた。
当たり前だ。
今はこれがお気に入り。
とってもとっても生えてくる。どんどん食う。ええですなあ。
バジルも紫蘇もいける。
セロリは大きくなりつつあるけどまだ早い。
野菜はちょろっと試しに。うまく行ったら手を広げる。
なんだか雑然とあったら面白い。
フェンネルの葉もでてる。
クミンの種も蒔いた。さてどうなるやら。
実がなってシードがとれたらええですなあ。
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