さて、一応収まったか。
つなぎ直す度に、修理する度に、次々の壊れていって、一時はどうなるか、もう全部壊れてしまうんとちゃうやろかってへこたれてたけど、いちおう全部いけるようになったんとちゃうやろか。
全部つないでみる。
音が鳴った。当たり前やけど嬉しい。
では、レコードの音を試してみる。
当たり前やけど、音が鳴る。
ちゃんと座り直す。じっくり聴く。
ええ音やんか。
プリアンプを修理した効果はどうなんやろ。聴きながら感じとる。
気のせいかもしれんけど、音が良くなってる。
音が強く、明瞭になってるんとちゃうやろか。同じ機械やのに何でやろ？
多分、電解コンデンサーを交換してるのが一番大きいんとちゃうやろか。
そんなふうに聞いたことがある。
明るくて強い。感じ。
単に、やかましい音楽を聴いてるせいなんやろか。
でも管楽器の鳴りがええやんか。
ベースの響きもええやんか。
これから聴き込んで、コンデンサーの充電放電が繰り返され、時間がたつと、音が、収まって、柔らかさと優しさが出てくるというふうに聞いたことがある。
それが、本当ならとてもありがたい。
もしかしたら、真空管を全部交換した効果もあるのかもしれない。
もしかしたら、スピーカの端子がゆるんでたんで、音が微妙に出切ってなかったんかもしれん。
もしかしたら、気のせいかもしれん。
今となっては前の音なんて覚えてへん。
比較のために同じ音楽を聴き込んでなんて面倒なことはしてないのだ。
まあ、悪くなってへんかったらそれはそれでいいのだ。
久しぶりにレコードをじっくり聞いたらとても良い。
今時の音楽をわざわざLP版を買って、今時はそれが人気らしいけど、まで聴こうとは思わへんから、やっぱり古い曲を聴くことになる。
レコードをたくさん持ってるわけではないけど、どれもこれも覚えるほど聴き込んでるわけでもないんで、久しぶりに聴いたらとても新鮮だ。
静かなやつも聴いてみる。
ええですなあ。
では、こんどは、本来のPCオーディオを聴いてみる。
つい最近買ったCDのデータだ。
これはいい。やっぱりレコードより良い。
DACからのデータとは言え、プリアンプを通ってるんでプリアンプの音質に影響されてる。
レコードと同じように、明るくて強い感じ。
同じアンプやから当たり前。
今までより若干煌びやかになったような気がする。
よかったなあ。
飲河満腹。
とりあえず、PCオーディオに取り組んで、いきなり転けたけど、修理もできて、一応元に戻った。
というかええ音になった。
いろいろ騒いでるうちに、ちょっと分かってきたこともある。
まだ、ちょいなんかやってみたいことも感じている。
しかし、もうええ歳なんやから、それなりに満足することを覚えんとあかんのだ。
これくらいにしておこう。
誰にも興味ないお話でありました。
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