大阪の超ディープなとこで個展をやった−04、作品ご紹介−1。

大阪、恵美須町、通天閣の下、ギャラリー1616ROJI。

裏通りの更に路地裏、とても好きな感じの場所。

メインのギャラリーは広いけど、予約が遅すぎて借りれず、狭い方のROJIで開催。

狭いけど、黒一色の内装でこれまたい感じ。

入り口側は前面ガラス戸。

とても気に入ってる。

 

てなことで、展示作品を少しずつご紹介。

入ってすぐの側面側から。

この部屋で一番広い壁なんで、ちょいと欲張って多くなってしまった。

F10号が5枚、F3号が3枚。

大きいのは芭蕉の「奥の細道」の場面を想像したものばっかり。

今までの作品は、海外、アジアの旅に行って、そこで見たもの感じたものを絵にしてきたのが殆どやったけど、今回は、行ったことはあるものの、その場所は、「奥の細道」の文章の中から想いを受け止めてわしなりに表現してみたやつなのだ。

できるだけ現実には引っ張られないように描いているつもりだ。

あじあん

1.酒田

 紙本、F10号

 暑き日を海に入れたり最上川

 海に溶け入る夕陽を描いてみた

あじあん

2.末の松山

 紙本、F10号

 其夜目盲(めくら)法師の琵琶をならして、奥上るりと云ものをかたる。

 琵琶法師が何を語ったのか、興味ありますなあ。

あじあん

3.越後路

 紙本、F10号

 荒海や佐渡に横たふ天河

 漂白の旅はとうとう越後まで。佐渡を前に荒ぶる海に天の河が美しい。

 夢の中で銀河に舟をこぎだして、魚でも釣ってみよう。

今までの絵とは随分変わったと自分では思う。

さて、それが何なんやろ。

あじあん

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