インタビューでどきどきした後は、ダーウィンでお世話になっているアーティスト
のご主人がジャンピングクロコダイルクルーズと言うのに連れて行ってくれる
のだそうだ。
一体なんやねん?
と言うてもその名の通り、ワニさんがジャンプするのを船から見るというその
まんまの話やとしか思われへん。ダーウィンから2時間ほど南西の方に行った
アデレードリバーと言うあたりににそういう場所があるのだそうだ。
ほう、それは楽しみだ。だって、ダーウィンに来たら会う人、会う人、「クロ
コダイルは見たか?」って聞く。なんかすごそうやんか。
郊外に出るとほぼ砂漠のようなところをひた走る。唯でさえ暑いのに、熱気が
むんむんしてそうや。まあワニがおるんやから暑いやろなあ。
河の畔の暑そうなところに着いた。
時間待ちの間に、持参のパンを昼メシ代わりに食べてると向こうにワニさんが
いる。
あれはほんまもんやない。でもほんまもんを剥製にしたやつらしい。大きい。
更に待ってると係員が大きな蛇を体に巻いてやってきた。皆さん順番に首やら
方に巻いてもらってる。どや?って言われてもわしは怖い。ヌルヌルってした
やつは大嫌いだ。友人は喜んでやってもらってた。体に日焼け止めとかを塗っ
てたらあかんのだそうだ。蛇はデリケートなんやって。
さて、時間が来たんで船に乗り込む。
大きなクルーザーだ。1階部分と2階部分になっていて、それぞれ右側と左側に
座席がある。ゆっくりと走り出したんであっちへ行ったりこっちへ行ったりし
てうれしげに写真を撮ってたら、どこにおっても平等に見せるからガチャガチャ
動くなって怒られた。
しばらくすると船内放送が始まる。
クロコダイルが現れたというのだ。
確かに来とる。
十分引きつけて、肉を垂らす。
パクッと口を開ける。食おうとした瞬間に肉を引き上げる。
その気にさせて何とやらというやつだ。
ぐぐっと上がってくるまで引きつける。
しかし、敵もさるもの、なかなか上がって来よらへん。そらそやわなあ。毎日
毎日これやったらええ加減ダレてくる。
しかし、時々大サービスで大分上まで上がってくれる。
あんまり気いばっかりもたせたらあかんのやろ。時々肉を食わしてやる。
まあ持ちつ持たれつの助け合いやね。ワニさんも心が広い。
こういうやつをそれぞれの座席用に何度も繰り返す。
船も右へ左への微妙な動き。
驚いた事に、この船のスタッフ、ワニ釣り担当も含めて総て女性だった。
まあ、驚く事もないんやけど。
さて、帰りは、何やろ、鳥が集まってきた。
誰かがお菓子を投げるとさっと取っていく。うまいもんだ。
前に松島に行った時にカモメが寄って来たのと同じだ。
松島のカモメはお菓子が空中に飛ぶと、目と目を見合わせて瞬時に誰が取るか
決めて、水に落ちる前にすばやく口に入れるというすご技を見せてたけど、こ
このはそこまで極めてないようだ。
水面を探りながらお菓子を取ってはった。
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