わが街堺に鯖のおいしい専門店があると聞いた。
是非行って見たいと思ってたけど近すぎてなかなか機会がなかった。
殆ど意味のない言い訳やけど、ある日、行ってみた。
堺東の商店街を入ってすぐ右に曲がったところにある。
この辺は店の変遷も多いんやろなあ。色んな店ができては消えていく。
まだ新しい感じの店だ。時間が早かったんでお客は前に一人しかいてへん。
ラッキーやなあって思う。
メニューをみるとさすがに当たり前やけど鯖だらけや。
鯖の塩焼きのスペシャル定食みたいなん、とっても美味そうで気持ちがグラリ
としたけど、今回は珍味を食ってみたいと思い、「へしこ定食」をお願いした。
長いなあ。
わし以外はお客さんが一人しかいいへんのに、えらい時間がかかる。
丁寧にやってくれてんやろ、そんならええわ。
と思い静かに待つ。
とうとうやってきた。
???、何か変や。
鯖の頭が焦げてるんで、焙ってくれてたんやと思た。
しかし、全然あったかくない。
しかも身があれへん。分厚く見えるのは下にしいたおからみたいなやつだ。
これはへしこの塩分とうまみを吸い込んでかなりおいしい。
しかし鯖の実は殆どついてへんし、完全に生やし、わずかな身も全然取れ
へん。これやったら食われへんやんかと焦る。
やっと僅かな身を箸でこそぎとってちょっとだけ食べる。
頭の下の身も全然取れへん。
このおからみたいなやつを食うしかないんか?
と憮然とする。
味噌汁の椀は冗談のように小さい。
ごはんはおいしい。
しかし、これを定食として出す感覚が理解できへん。
焼き鯖定食はおいしそうやから、出来へんもんをメニューに入れるべきやない
と思た。
ご馳走様でしたとは言い難い。ここまで酷い経験は近頃珍しい。
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ありがとうございました。