「与太呂」の鯛めし

北浜の駅についた。路上に上がるともう当たりは暗くなってきている。
堺筋を挟んで、向こうに、「旧小西邸」がある。
道修町、昔の薬問屋街の豪勢を物語る建物が焼け残っているのだ。
かなり以前、親戚のパリ在住の画家がここで個展をやったので見に来た
事がある。旧家の雰囲気をそのまま残して、いい味がでていた。
大阪は、何度も空襲にあっているので、こういう建物が殆ど残っていない
のが残念だ。黒くくすんだ建物が朧月夜に良く似合う。
振り返って、西に向かえば、すぐ路地のところに、「与太呂」の高麗橋
本店がある。
まずは天麩羅だ。ここの天麩羅はおいしい。
はずだ。
本店は初めてだが、あちこちデパートの支店ではよく食べる。
しかし、ちょっと「かりっ」とした感じが少ない。
温度が冷めて、油のしめりが出ている。
「やっぱり、天麩羅はカウンターで食べないとだめなんだなあ」と思った。
「塩で食べるというが、もう冷めているし、油が出てきてるから、
つゆでもええやんか」と思ってしまった。
さすがに「鯛めし」はうまい。
この伝統の味を大事にしてほしいものだ。

syoku090429

店名与太呂
種別 鯛めし、天麩羅
住所 大阪市中央区高麗橋2-3-14
電話 06-6231-5561
お薦め 鯛めし

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