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ベトナム紀行

ホーチミン、ハノイ、サパの旅-25 サパからラオカイへ帰る

天気がよかったらこの広場からの見晴らしもかなり美しいと思う。背後遥かに山が聳えて 遠くにも沢山の棚田を抱えた丘が続いているのが見えるのだろう。その丘には三角に尖った 背の高い杉の木と赤い屋根の別荘が似合うのだ。 今は何も見えないので体は自然と下を向く。坂を下って行くと角のところに電器屋さんかな? 日本の某社の洗濯機だ。こんな厳しい時代にこんなところでも頑張っているのだ。 ちょっと胸が熱くなるなあ。 […]

ホーチミン、ハノイ、サパの旅-24 サパの街で昼ごはん

「いつ着いたんですか?」、「今日の朝です」 この人たちは同じホテルだが、今日着いたばかりなのだ。 「あのホテル寒いですよ、暖房機が一個しかない。後は電気毛布だけですよ」 「あれじゃあ足りませんよねえ」、「昨夜はシャワーのお湯も出えへんかった」 「ベランダのドアも壊れて、隙間風が入ってきてたし」 そういえば、ホテルも約束のホテルとは違うホテルだった。同じ3つ星だから問題ないという のが彼らの言い分だ […]

ホーチミン、ハノイ、サパの旅-23 峠の茶屋

炎にあたりながら、だらだらと喋っていたがええ加減飽きて来た。 「いきましょうか」、そうそうみんなそう思っていたのだ。 来る時は急な坂を一気に下ってきたのだが、かえりはぐるっと残り半分を遠回りして帰る、 周回コースなのだ。滝のある川を右に見ながら川は下って行くが道は登っていくのだ。 長閑な田園風景が続く。もう子供たちも土産物なんかは売らずに、自分たちの遊びを 楽しんでいる。ちょっとした衣服でも民族衣 […]

ホーチミン、ハノイ、サパの旅-22 炎はええなあ

下りきったら滝があった。水しぶきが上がって寒い。適当に見たふりをしたり、トイレに いったりしていると、ガイドが手招きをする。火をかこんで暖ったまっているのだ。 「これがバーベキューか?」いろいろ網で焼いて売ってくれる。 買わなくてもいいのだ。火の側は気持ちがゆるくなる。 そういえば昔、友人達とよくキャンプに行った。何か特別な催しをするとか、観光を兼ねて とかいう目的は全くなくて、おいしいものを持ち […]

ホーチミン、ハノイ、サパの旅-21 カットカット村へ

本日の組み合わせはガイドを抜くと6名だ。 「どちらからですか」、「カナダです」 これで私以外はカナダ人の家族5名と思いこんだら結果は大違いだった。 カナダ人以外は、台湾人で親子3人と台湾語ガイド1名だったのだ。そのカナダ人も中国語が 喋れるという事で、時には中国語、主には英語という面白い状況になってしまった。 私の英語は多分0.5くらい?、中国語も0.5くらい?、言葉の足し算は0.5+0.5でも1 […]