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最近読んだ本、「明日はいずこの空の下」、「冬雷」

上橋菜穂子、「明日はいずこの空の下」 大分前にオーストラリアのダーウィンに行ったことがある。偶々、友人の知り合いの ダーウィンの芸術家たちとグループ展をやるということになって数日滞在したのだ。 その時に、アボリジニの人たちと出会うことができた。というても彼らの文化と 何らかの触れ合いができたというようなええ話ではなくて、唯のとおりすがりに 接触が有った程度だ。 例えば、グループ展の会場にいきなり現 […]

最近読んだ本、「ハウスキーピング」、「荒海を渡る鉄の舟」

マリリン・ロビンソン、「ハウスキーピング」 とても不思議な本だ。違和感がありそうで惹き込まれる。スピード感がありそうで じっくり読ませる。読んでて楽しくもならへんし幸せにもならへん。 それでも気になってまた次を読んでしまう。 簡単に言えば面白くて魅力的な本だ。 ルースと妹ルシールはアイダホ州、フィンガーボーンというところに住んでいる。 森と湖がある荒涼としたど田舎だ。とても大きな自然がある。時々列 […]

最近読んだ本、「満州 軌跡の脱出」、「女王ロアーナ 上・下」

ポール・邦昭・マルヤマ、「満州 軌跡の脱出」 「170万同胞を救うべく立ち上がった3人の男たち」という副題がついているんで おもわず読むことにした。3人の男子たちとは丸山邦雄、新甫八郎、武蔵正道という 実在の人物でこの本はノンフィクションだ。 だいぶ前に、「流れる星は生きている」と言う「藤原てい」さんが書いた本を読んだ 事がある。乳飲み子と幼い子の二人をつれた母一人の壮絶な満州から日本への逃避行 […]

最近読んだ本、「蜜蜂と遠雷」、「おらおらでひとりいぐも」。

恩田陸、「蜜蜂と遠雷」 すばらしい。本としてどうかとか、筋の運びがどうとか登場人物がどうとか色々 あるかどうかわからんけど、音楽を文章で表現するというこの一点をとってみても なんと素晴らしい文章の力なんやろかと感心してしまう。 まるで目の前に舞台とグランドピアノと演奏家が登場して、どんな作曲家の曲を どんな風に解釈してどんな風に演奏しているのか。それが観客にどんな風に聞こえてる のか、そんなことが […]

最近読んだ本、「晩夏の墜落」、「みかづき」

ノア・ホーリー、「晩夏の墜落」 有る夏の夜、ロングアイランド沖でプライベートジェット機が墜落した。たまたま この飛行機に乗り合わせたスコットは幼い男の子と二人海に投げ出されたことに 気が付いた。子どもを抱きかかえながら一晩中泳いでやっと助かった。 その後、何が起こったのか。 事件はどんどん意外な方向に展開していく。 果たしてこれは単なる事故なのか? 他の被害者はまだ見つからない。原因がわからない。 […]