最近読んだ本、「晴れの日の木馬たち」、「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」。
「晴れの日の木馬たち」 原田マハ 著。 「書いて、書いて、書きまくらなければ」 私も、ヴァン・ゴオホみたいに。 紡績工場で働く少女が、作家になるまで。 山中ステラ、紡績工場の寄宿舎に暮らしている。 工女だ。いきなり重い現実。 荒物の棒手振りで必死に働いていた父も病に倒れた。母は、幼い頃に出奔してしまった。アメリカ人宣教師、アリスに、教会に、救われ、ここまできたのだ。 頭の中には物語があふれて、はち […]
「晴れの日の木馬たち」 原田マハ 著。 「書いて、書いて、書きまくらなければ」 私も、ヴァン・ゴオホみたいに。 紡績工場で働く少女が、作家になるまで。 山中ステラ、紡績工場の寄宿舎に暮らしている。 工女だ。いきなり重い現実。 荒物の棒手振りで必死に働いていた父も病に倒れた。母は、幼い頃に出奔してしまった。アメリカ人宣教師、アリスに、教会に、救われ、ここまできたのだ。 頭の中には物語があふれて、はち […]
「二月のつぎに七月が」。 堀江敏幸 そのひとはいつも同じ時間にあらわれ、テーブルに古い文庫本を広げては手帖になにか書きものをして過ごす。 停泊地となる居場所を見つけること。 老いの過程を肯うこと。 戦争の記憶を引き継ぐこと。 青果市場の関係者や近所の人々が出入りする「いちば食堂」。 丕出子さんがいる。 ::: 入口のドアが開いて、声が聞こえる。事務所のひとと、知らない顔がふたり、やや遅れてくたびれ […]
「踊りつかれて」。 塩田武士 著。 明日にはお前たちの人生はめちゃめちゃになっている。 :::本文より。 宣戦布告。 匿名性で武装した卑怯者ども 天童ショージ。高いとこから飛び降りて死んだよ。 もう一人は奥田美月。 二人とも週刊誌とお前らに抹殺されてしまったよ。 これから重罪認定した83人の氏名、年齢、住所、会社、学校、判明した個人情報のすべてを公開していく。 明日にはお前たちの人生はめちゃめちゃ […]
上海、女の挽歌 江刺家丈太郎 著 上海の隠れ家で、ひっそりと文豪魯迅が息を引き取った。 とても面白い、ノンフィクション。 大戦中。 魔都と呼ばれた上海。 その地に何らかの形で関わって、歴史に名を刻んだ男たち、女たち。 内山完造や魯迅。秋瑾や梅屋小吉、孫文。蒋介石。宋家の三姉妹。 尾崎秀実。 毛沢東と周恩来。 李香蘭。 彼らの傍らに女性が居た。 妻であったり、恋人であったり、パートナーであったり、保 […]
「浪華燃ゆ」。 伊東潤 著 「わしは己に厳しくあらねばならぬ。この男はすべての不正を許さない。」 戦乱がなくても、黒船が来なくても、目に見えた何かが分からなくても、静かに国が壊れて行く時がある。 大塩平八郎が生きた時代。 大阪は商人の都市である。実は武士が少ない。 役所も手が回らん。当然悪いやつが増える。 こんなときに不正がはびこる。賄賂、みのがし、つけとどけ・・・お主も悪よのう・・・ いつの世も […]