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最近読んだ本、「ドゥルガーの島」、「カフカ短編集」。

「ドゥルガーの島」 篠田節子 著。 あじあん 「その女神の名を唱えてはいけない」 何年か前にインドネシアのボルブドール遺跡に行ったことがある。 なんで行ったかと言うと、それよりずっと前に、「アンリ・カルティエ・ブレッソン」という有名な写真家の写真集でたまたま見つけて感動したのだ。 ボルブドールの廃墟の中にたたずむ老婆一人、遥か向こうには火山が薄く煙を吐いている。 そんな写真だ。 こんなとこを見て絵 […]

最近読んだ本、「バリ山行」、「今夜、喫茶マチカネで」。

「バリ山行」 松永K三蔵 著。 あじあん 妻鹿さんは独自の道を行く。仕事も山も、バリエーションルート。 とても面白い。 なるほど、バリ山行というのはバリエーションルートということなのか。 わしらは、山に登るって言うたら、ガイドマップに載ってる道しか考えへん。 それでも、時には道に迷ったりして、標識が不備やとか、マップが分かり難いとか文句を言うてる。 しかし、世の中にはすごい人がいる。 普通のルート […]

下鴨納涼古書まつりに行った話−4。本を買って帰る。

アイスコーヒーって英語か。 冷たいコーヒーを飲んで元気が出た。 ところで、アイスコーヒーって言うのは英語なんやろか。 ずっと昔、ベトナムでアイスレモンティーって注文したら、熱々のレモンティーとアイスが入って水が来たことがあった。 ついこないだベトナムで喫茶店に入ったらアイスコーヒーがあった。 田舎では、氷でお腹が痛くなる場合もある。 あじあん それは、ともかく、本に集中しよう。 小説本も気になる。 […]

下鴨納涼古書まつりに行った話−3。「粉屋珈琲」でちょい休憩。

古本祭り、とても楽しい。 ちょっと気合をいれて、じっくり見てる。 楽しいけど時間がかかる。それに暑い。 糺の森というくらいで木が茂ってて木陰は多い。風も吹くことがある。 それでも、夏真っ只中、日差しはきつい。 暑い。あんまり座るとこはない。リュックが重い。 実にいろんな本がある。 あじあん こんだけ沢山本があるのに同じ本がほとんどないということだ。 0ではないけどそれに近い。不思議なことだ。 今で […]

下鴨納涼古書まつりに行った話−2。古本屋を巡る。

本を見るのは楽しい。 じっくり本の背中を見るのは久しぶりだ。 古いの新しいの、次々とタイトルを見ていく。 タイトルでそれとわかるやつも結構ある。 著者名で大体どんなもんかわかるのもある。 ジャンル別に整理されてるなんてことはないんで、帰ってそれが面白い。 あじあん 装丁や絵柄が気になるやつもある。 例えば、谷崎潤一郎の「瘋癲老人日記」。 これも、昔に古本屋で見つけた。 棟方志功の版画で全体が装丁さ […]