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最近読んだ本、「汝星の如く」、「慈悲の糸」。

「汝、星のごとく」。 凪良ゆう 著。 あじあん 月に一度、わたしの夫は恋人に会いに行く。 井上暁海、17歳、今夜もお父さんは帰ってこない。 青埜櫂、17歳、漫画が認められたか? 東京に出てプロのなりたい。 島で暮らす二人は同級生。 暁海の父は、島を出て愛人と暮らしている。母に、お父さんの様子見てきてと言われる。 愛人ちに一人で乗り込むのは根性いるわなと櫂がついてきてくれた。 家が壊れていく。母が壊 […]

最近読んだ本、「王国」、「方舟」。

「王国」。 中村文則 著。  あじあん 絶対悪対美しき犯罪者。 一番欲しいものは手に入らないと気づいたのは、いつの頃だったろう。 こないだ読んだ、「掏摸」と対になる作品か。 シゴトはうまくいった? しかし何かおかしい? 木崎とかかわるな。あいつは化け物だ。えらいことになる。 翔太を助けるには大金がいる。心臓移植が必要な難病だ。そのために仕事を続ける。 仕事が終わった。矢田が待ってる。 しかし、何か […]

最近読んだ本、「文豪、社長になる」、「愚か者同盟」。

「文豪、社長になる」。 門井慶喜 著 あじあん 「文藝春秋社」を創った人の話。 とても楽しい。本好きのわしにとっては、親しみのある文学者が次々と登場するし、それぞれの当時の交流関係がとてもよくわかるように描かれてるのが嬉しい。 読み始めたらやめられへんくらいだ。 物語はいきなり、巨匠、夏目漱石の葬儀の場面から始まる。 第1世代の弟子たち。小宮豊隆、森田草平、岩波茂雄、鈴木三重吉・・ 第2世代の弟子 […]

最近読んだ本、「ヘルンとセツ」、「ビトナ」。

「へルンとセツ」 田淵久美子 著 あじあん ラフカディオ・ハーンと妻セツの物語。 とても素晴らしい。感動の物語。 まるで、朝ドラを見てるみたい。 稲田セツは松江城下の武士の家で生まれた。実は小泉家で生まれたんやけど、産まれると同時に親戚の稲垣家の養子に貰われたのだ。 そして稲垣金十郎の娘として育っていく。 頃は幕末の頃。 世の中が激動していく頃。 武士が武士でなくなっていく頃だ。セツのまわりにも非 […]

最近読んだ本、「掏摸」、「呼び出し」。

「掏摸」 中村文則著。 あじあん 世界は理不尽に溢れてる。 この人の本はとてもドラマチックだ。読み出したらやめられん。 どんどんと引っ張られる。 まるで映画を見てるようだ。ハラハラドキドキ。 展開が早い。 次に何が起こる・・・ そういえば、はるか昔、「スリ」とか「刑事」とか名画がありましたなあ。 音楽もよかったけど。 彼は天才スリ師。 本の帯に、 ある日、彼は「最悪」の男と再会する。男の名は木崎― […]