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紀行文

九度山暮らしのある日、松花堂美術館内、拓本体験ワークショップに参加。

松花堂美術館内、拓本体験ワークショップに参加。 さて、そろそろ、ワークショップの時間だ。こんかいは、拓本採りの体験をさせて くれるそうだ。 コロナの関係で人数は絞られている。15人ということらしい。 わしらのような年寄が多いし、若い人もいる。少年少女までいる。 中央には野仏が置かれている。 そう、こういうやつの拓本を採りたい。 表面を綺麗にする。 しかし、苔などは歴史を物語るものであるから取り去っ […]

九度山暮らしのある日、松花堂美術館内、松花堂庭園を見る。

松花堂美術館内、松花堂庭園を見る。 ある日、「旅する拓本」という展覧会の案内が来た。題からしておもしろそうだ。 しかも開催場所が、八幡市にある松花堂美術館というんで驚いた。 全く知らんかった。なるほど松花堂昭乗といえば男山八幡宮、ゆかりがあって当然だ。 ということは、美術館には、ゆかりの庭園がある。というか庭園に美術館をくっつけてる。 美術館に来たからには庭園も見させていただこう。 入り口に吉井勇 […]

熊野古道の旅、中辺路をちょろっと。−08、果無山脈を見ながら歩く。

果無山脈を見ながら歩く。 散々歩いた末にやっと本宮大社が見えたという感動的なシチュエーションではなかったし、 わしの弱った眼でははっきり確認すらできへんかったけど確かに伏拝王子から大斎原を 拝むことができたように思う。 まだまだ元気一杯なんで機嫌よく先に進む。 このあたりは道すがら、まだ人家が多く残っている。 昔はもっと賑わってたんやろなあって思う。 ほぼ平らな道が続く。 右手にずっと山が見えてる […]

熊野古道の旅、中辺路をちょろっと。−07、伏拝王子へ。

伏拝王子へ。 さて、熊野古道、中辺路ルートの入る。 いかにも熊野古道という道が目の前に現れた。 鬱蒼とした樹林の中を歩く。 1000年以上前から続く参詣道だ。 霊気に満ちているではないか。 それほど大層なもんでもないけど、こういう気分を絵に現してみたいもんだ。 昔は、人の往来が絶えない山中の大通りやったんやろ。 今はもう石畳なんかないけど。 この道はシダが多いなあ。 蘇生の森とはいい名前をつけた。 […]

熊野古道の旅、中辺路をちょろっと。−06、中辺路歩きに行こう。

中辺路歩きに行こう。 ゲストハウスの朝は早い。と思いきや、あんまり早くない。 早立ちの旅行者がいなかった。あんまり早くからバタバタするのも悪いかなと思いつつも 山登りは涼しいうちがええので、程々に動き始める。 今日のコースはこんな感じだ。 ゲストハウスを出たらまずに三軒茶屋跡に向かう。 そこから中辺路ルートに入って、伏拝王子に向かう。 つぎは水呑み王子だ。 そして発心門王子を経て、猪鼻王子を経て船 […]