自作スモーカーで生ハムを作った話。
田舎暮らしの楽しみのひとつとして時には燻製作りを楽しんでいる。
シャケやサバを燻してみたり、ソーセージやチーズを燻してみたりする。
燻製にすると、スーパーで買った安物の食材が見違えるような深い味になる。
まるで、魔法をかけたみたいだ。
せっせと酒のアテ作りに励んでいる。
そこで、前から気になってたのは生ハム作りだ。
燻製の本を読んでるととてもハードルが高い。なんせ時間がかかりそうだ。冷たい風の季節に
1ヶ月も2ヶ月も風乾するみたい。
でもおもしろそうだ。作り方は本によって諸説ある。
要するにやってみないとわからんという事だ。
てなことで、いよいよ挑戦してみる。
とりあえず豚肉の塊を買ってみる。熱燻やと40度、50度になってしまうんで、生ハムには
ならんと思う。そうなるとチップを熱で燻す方法は使えない。
ということでスモークウッドを使う。これなら常温でどんどん煙を出してくれる。
ということで、燻してみる。もちろん、生肉は冷蔵庫でソミュール液に１週間寝かせた後
数時間塩抜きする。その後、1番風乾する。
それからだ。
自作の燻製箱に入れて3時間ほど燻す。
とりあえずこんなやつができた。
なんとなく行けてるような気がする。
ここから先が大変だ。
昼間は冷蔵庫に寝かせる。夕方取り出して、3時間燻す。
そのあと取り出して、屋外で1番風乾する。
朝になったら冷蔵庫にもどす。
これを毎日繰り返す。
２週間やってみる。
もう２、3日やってみる。
そろそろかもしれん。とりだして切ってみた。
見事にできてるではないか。
これはうまそうだ。
燻製香がしっかりしてて、塩味もしっかりある。いかにも生ハムだ。
いちおう冷蔵庫に保管しながら時々取り出して酒のアテにする。
これはいい。
とても美味しい。
しばらくは病みつきになりそう。
もうちょっと長くするとはいろいろ試してみよう。
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ありがとうございました。
