九度山暮らしのある日、手術後8ヶ月目に入った。−22、コロナ退散、疫病退散を願って堀越観音へ。

コロナ退散、疫病退散を願って堀越観音へ。

このブログを書いてるときは自主規制真っ只中、毎日が鬱陶しい。というても特に何か
予定があるわけではないリタイヤ暮らし、世間のムードが鬱屈してたら感染するのだ。
コロナに感染するよりはええんやけど、時にはちょっと出かけてみたい。
九度山からちょっと近場、県内やったらええやろ。
てなことで、山の上にある堀越観音さんに向かう。
簡単に考えてたけどえらい山道だ。和歌山県かつらぎ町妙寺というところから和泉山脈を
越えて河内長野に向かう昔ながらの道だ。
今ではすぐ側を走る国道480号線がすっかり整備されて、トンネルがガンガン掘られて
とても通りやすくなって和歌山、大阪間のわしはメインの通路に使ってるほどだ。
堀越観音の道は今は廃道ではないけど、県道61号線とかいう寂しい名前になってしまってる。
昔は、信長の根来攻めや高野攻めに使われた歴史ある裏街道ではある。多分、九度山に蟄居してた真田信繁が
大阪城に戻る時もこの道を使ったはずだ。
それはええとしても今の時代車で登るにはとても狭い道をぐるぐる回って行かんとあかん。
昔はこんな道もなんてことはなかったけど歳をとるとけっこうコタえる。なんせ、対向車が
来たらどっちかがバックせんとあかんとこが多いのだ。
爺さんはそういうことがめんどくさい。
とはいえ、来たからには上まで行かんと収まりがつかん。
さすが、自粛期間中だ。いつもかもしれんけど・・? 車はほとんどいないし、
こういうところを好きそうなバイク(自転車)乗りもちらほらしか見かけない。
蔵王峠というところまで来たらそこからは堀越観音の標識を頼りにさらに上に登る。
途中で森林が切れると遠くの町が見渡せる。

なかなか良い感じ。場所によっては海南市の海まで見えるそうだ。

山道になったらよけい狭いし、グルグルしてる。昔は得意やったけど今は不得意。
早く終われ。
と思ってるうちに到着。

堀越観音様だ。
さすがに駐車場はガラガラ。
境内に入ると先客あり。おばちゃん達が4人ほど。

いつでもどこでもコロナにも負けずに元気なのは女性陣だ。
正面の大きな銀杏は季節になったらとても美しいって教えてくれた。
美味しそうにお弁当を食べてはる。わしらのは別のもくろみがある。
距離をとってマスクをしながら色々教えていただく。お弁当も良いところのを
それぞれ買ってきはったらしい。「思たより美味しないわ」って嘆いてはった。
奥の住居みたいな建物の方が風情があるような。

行基さんが母親の癪封じの祈願のために彫刻した霊像を祀ったのが由来という
らしい。それ以来癪封じの観音さんとして信仰されてるらしい。
コロナ封じの願いは聞いてくれるかどうかわからんけど、行基さんならなんとか
してくれるんとちゃうやろか? 知らんけど。

正面の銀杏は一際目立つけど、彼女達によると、横手上の方にあるサザンカが有名なのだそうだ。

今は青い葉っぱだけやけど樹齢数百年の優れものやと言う。どんな花が咲くんやろ。
では、上の方に行ってみよう。

鄙びたとは言い難いお堂がある。

上からみたお家がちょっといい。

遠くも見える。長閑な風景だ。

と、まあ、まあこんな感じだ。
わしの術後の平癒とコロナ封じをお願いして帰ろう。

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ありがとうございました。