北京の春ー11.いきなり潭柘寺へ行くぞと言われて

結構疲れた。後はもう寝て帰るだけだ。 みんなグーグーだ。ふと眼が覚めると、もう大分走っている。永定河の本流あたりまで 帰ってきたのだろう。少し大きな町を通過中だ。 「もうじきやなあ」と思っていたら、道路標識を眺めていた老師が突然叫んだ。 「『潭柘寺』があるぞ! 折角やから寄っていこう」 それで運転手とわいわいと交渉を始めた。 「あと20kmくらい走ったら行けるそうやから、行く事にしたで」 「北京に … 続きを読む 北京の春ー11.いきなり潭柘寺へ行くぞと言われて